初心者のための用語集
Hard Disk Drive、HDD【ハードディスク】
メモリは電源を切ると情報は消えてしまいますが、ほとんどの場合せっかく作ったデータは保存しておきたいわけです。
その役目を受け持つのがハードディスクなどの補助記憶装置と呼ばれる部品です。
Windowsでは保存するデータをファイルと呼び、ファイルを入れるものをフォルダと呼びます。これはコンピュータの中で扱うデータを現実世界の
事務用品に例えて少しでも人間がイメージしやすいようにしようという作戦なわけですが、それでいくと、ハードディスクはフォルダを収めておく本棚
といったイメージでしょうか。
フロッピーディスクやCD−R、フラッシュメモリなど、ハードディスク以外にもファイルを保存しておくものはありますが、これらは持ち運ぶことが前提なので
カバンのようなイメージです。
メモリと同じくB(バイト)という単位で大きさを表します。現在では大容量(保存できるデータが多い)化が進んで、約1,000,000,000B
を表すGB(ギガバイト)という単位を使うことが一般的です。
ハードディスクにはワープロのファイルなど以外にもOSそのものも保存されています。ですからハードディスクが壊れるということはパソコンにとって致命的な
ことになります。いったん壊れると、状況にもよりますが、データを復活させることはまず不可能です。ハードディスクが壊れる原因も様々です。ぶつけたり蹴っ飛ばしたりという物理的な
原因で壊れることも確かにありますが、ほとんどの場合突然壊れます。
初めてハードディスクが壊れると、「神様、なにか私が悪いことをしたんでしょうか?」といった気持ちになりますが、大体使っている人は悪くないです。機械なので当然壊れる
という明鏡止水の心境でいることが肝要です。ですから、壊れることを前提として、いざという時のために普段からバックアップを小まめにとっておくことが大事になります。